妹の障がい
わたしは、複数人きょうだいで、いくつか年齢が離れている妹が、重度知的障がいです。
- 上記のWikipediaさんから一部引用させていただきます。
- ボーダー(境界域)
- 知能指数は70 - 85程度(精神年齢に換算すると11歳3か月以上12歳9か月未満)。知的障害者とは認定されない。
- 軽度
- 知能指数は50 - 69程度(7歳6か月以上11歳3か月未満)。理論上は知的障害者の8割あまりがこのカテゴリーに分類されるが、本人・周囲ともに障害の自認がないまま社会生活を営んでいるケースも多いため、認定数はこれより少なくなる。生理的要因による障害が多く、大半が若年期の健康状態は良好。
- 成人期に診断され、療育手帳が支給されないこともよくあるという。近年は障害者雇用促進のために、精神障害者保健福祉手帳(とくに3級程度)の所持者が増える傾向にある。[6]
- 中等度(中度)
- 知能指数は35 - 49程度(5歳3か月以上7歳6か月未満)。合併症が多数と見られる。
- 精神疾患などを伴う場合は、療育手帳の1種(重度判定)を満たすこともできる。
- 重度
- 知能指数は20 - 34程度(3歳以上5歳3か月未満)。大部分に合併症が見られる。多動や嗜好の偏りなどの問題が現れやすい。
- 自閉症を伴う場合、噛み付きやパニック、飛び出しなど問題行為が絶え間ないケースが多い。
- 精神障害者保健福祉手帳の対象とはならない。
- 最重度
- 知能指数は19以下程度(精神年齢3歳未満)。大部分に合併症が見られる。寝たきりの場合も多い。しかし運動機能に問題がない場合、多動などの問題行為が課題となってくる。
- 重度と同様、精神障害者保健福祉手帳の対象とはならない。
- のうち、わたしの妹は重度の、年齢が低い方なのだと思います。
- 遺伝子疾患はなく、体幹が弱いため猫背ではありますが、一人で歩くことができます。
- 排泄も保育園の先生の尽力あって、おむつを外すことができました。(母の言葉です)
- 持病もなく、他害も多動もなく、多少偏食ではありますが、いたって健康です。
- こう書くと 「重度知的障がいといっても、大したことないじゃないか」 と思われるかもしれません。
- でもわたしは、今でこそ落ち着いてブログにこうして書くことができますが、
- 小学生の頃は 「お風呂でおぼれて死んでくれないかな」 と何度も思っていましたし、
- 逆に 「神さまが願い事をかなえてくれるなら、妹を普通にしてあげてほしい」 と何度も何度も夢想していました。
- それだけきょうだい児としての負担はありました。
- わたしが大学進学のために実家を出たこと、就職のため実家に戻ったこと、結婚のため再度実家を出たこと。
- そのたびに、いろんな心境の変化がありました。
- いまは離れて暮らしていますが、妹に対する憎しみは消えましたし、たぶんいままで一番、平穏な関係になっていると思います。
- 紆余曲折あって、母ともたくさんぶつかりましたが、逆にぶつかってきたからこそ、いまようやく平穏な心で妹を見られるのだと思います。
- だからこそ、ブログに書いてみようと思いました。